[S.T.A.R CAMP] 第0回レポート - お仕事編インタビュー

S.T.A.R CAMPは、HARE KARE LLCが企画運営をしている海外体験学習プログラムです。
今年の3月に第0回のトライアルとして、5日間のプログラムを実施しました。

そして、そのプログラムの中で大学生が実際にグアム在住の日本人の方へインタビューを行いました。初めてのインタビューを快く引き受けてくださったのは、グアム在住30年以上のカメラマンのMiYuKiさん。

前編は「お仕事編」として、日本とグアムでのお仕事の違いについてMiYuKiさんにお話を聞かせていただきました。

Kazuくん「まず最初に、日本とか他の国と比べた時のグアムの良さってなんですか？」

MiYuKiさん
「本土なんか行くと、「なにその英語！」「え、あんた何言ってるの？」って言われちゃうこともある。でも、グアムだとほとんどの人たちが、英語は第二ヶ国語だから、みなさん自分の国の言葉も持って、英語を話されていて、だから下手な英語をしゃべっても一生懸命聞いてくれるし、人種差別もない。」

Kazuくん「そうですね」

MiYuKiさん
「あとね、グアムの人たちはみんな笑顔がすごい良いと思う！
だから正直、日本に帰って電車に乗るでしょう？みんな疲れてる顔してるじゃないですか、お気の毒って思っちゃう。だからグアムの人の笑顔は素晴らしいんですよ、最高。」

Kazuくん
「笑顔が眩しいですよね、みんなフレンドリーだし！では、次に…
日本とグアムだと、どっちの方が仕事が楽しくできますか？」

MiYuKiさん
「金融機関のグアム支店で働いていたけど、会社から言われたことをやらなくちゃいけないし、やりたくないこともやらなくちゃいけない。
でも、お客さんを楽しませるのも、お客さんの笑顔を作るのも私だし、という想いでやってました。

でも、毎回日本からマネージャーが来るんだけど、それが面倒くさいの。3年ごとに人が変わって、せっかくそれまで仕事をしているのに、上司が変わったら体制が変わって、『せっかく私たちここまで作ってきたのになんでこうなっちゃうの？』みたいな。
その頃、当時個人情報がうるさくなって、金融機関って個人情報持ってるじゃないですか、だから体制がものすごく厳しくなって、アレを変えろ、アレも変えろって、いつまでに全部変えてくださいって言われて全部やらされて、夜中まで仕事があって、体の調子が悪くなっちゃって….それで働いていた金融機関を辞めたんです。

でも、辞める時に不安だった。『今までの貰っていたお金が入ってこない…』『子どもの学校の費用どうしようか』って色々不安になった。だけど、続けていたらもっと身体悪くしちゃうから、とにかく辞めようと思って、スパンと辞めて、休暇に入りました。

それで、子どもと楽しくやろうかなと思ったんだけど、いざ過ごしてみると、子どもは学校に行っちゃうでしょう？だから暇〜〜！ってなって。
それで、写真撮るのが好きで、だんだん楽しくなってきて、バカチョンカメラを買って、パシャパシャ撮って、撮った写真を見て、なんかいいな〜と思って、それでブログに載せたら、結構見てくれる人がいて。そしたら、雑誌の編集者から写真撮ってもらえないかというお話をいただいて、そこで仕事としてカメラを撮るようになりました。

本当にね、自分の好きな仕事を見つけて始めたら、人生がもうガラッと変わる！私は本当に変わった。そう思ったら楽しいでしょう？それで私はカメラマンを始めました。

でも、コロナが流行ってからは、やっぱり仕事が少なくなって、どうしようかなと思ったけど、せっかくなら楽しもうと持って、ちょっと早いリタイアだと思って。もう何も心配しないで、いつコロナが収まってお客さんが戻ってくるか分からないけど、お客さんが戻ってくる間は、私の…こういう時なんていうの？退職？」

Kazuくん
「休職？」

MiYuKiさん
「そう、休職にして、Enjoyしよう！って思ったの。
当時、結構、皆さん不安になってしまったり、鬱になってしまったりする人もいたでしょう？ 私は、今まで一生懸命働いてきたから、これがご褒美なんだって、めちゃくちゃやりたいことを全部やって、もう毎日が忙しかったの、遊びで。（笑）」

Kazuくん
「他の人が嫌だな〜ってなっている時も、そういう楽しいことに目を向けていたんですね。結構自分のストレスに翻弄されてってしまう人も多いですよね。」

MiYuKiさん
「そう。だからやっぱり自分の好きなこと・やりたいことをやるって大切だなって。そこで学んだことも仕事に活きたりするから。」

Kazuくん「本当にそうですね。なるほど、ありがとうございました！」

（続きは、後編の子育て編をご覧ください）

MiYuKiさんのプロフィール

グアム在住32年。2007年からカメラマンとして活動。
趣味としてカメラを初めてグアムの青い海、トロピカルフラワーなどのグアムの美しい風景を夢中に撮影。グアムを拠点として、数少ない日本人フリーフォトグラファーとしてライセンスを取得し活動を開始。

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